楽しみ、悩んで、自分を磨く2年間を
本学保育学科の始まりは第二次世界大戦の後、荒廃した日本の国で十分な保育や教育を受けられない子どもたちを育てることから始まりました。大阪芸術大学グループの創設者塚本英世は青空の下で行う移動幼稚園「青い鳥幼稚園」を開園し、大型バスに先生を乗せて、子どもたちの夢と希望を育てる情操教育を行いました。
同時に子どもたちの先生を育てることにも力を注ぎ、現在の保育学科の礎を築き、これまで約70年にわたり多くの幼稚園教諭、保育士を育ててまいりました。本学では開学当時より学生一人ひとりが自ら学び、考え、ルールを身につけ、一人の大人として行動を起こしていける人材を社会に送り出すことを使命と考え、学内だけにとどまらず保育者として多くの経験ができるよう地域と密接したイベントなどにも積極的に参加しています。この経験は日頃の学習や実習で学んだことを確認することができ、卒業後の「保育力」として採用いただいた幼稚園、保育所、施設から大きな評価をいただいております。
短大で学ぶ2年間は、将来子どもたちの前に立つ大人として、自分を磨く時期でもあります。本学ではこの時期を社会に出るまでの一番重要な時期ととらえていますが、細かなルールで皆さんを縛ることはありません。人生の一番輝く時期を楽しんでください。でも時には迷うこともあるでしょう。壁にぶつかることもあるでしょう。2年間大いに楽しみ悩んでください。自分のめざすものは何なのか一生懸命考えてください。
本学は皆さんと教職員の距離感が非常に近いのも大きな特徴です。あなたは一人ではありません。担任の先生をはじめ多くの教職員があなたに寄り添います。悩んだとき、迷ったとき、親身になってサポートします。本学には理論の先生、実践の先生がバランスよく在籍しています。園長や幼稚園教諭を経験した教員もいます。授業だけでなく2年間の生活すべてから理論と実践を学び、保育のプロフェッショナルをめざしてください。
学校法人 塚本学院
大阪芸術大学短期大学部 学長 博士(工学)
塚本英邦