芸短保育カリキュラム・学生生活

学生生活のなかで生まれる、周りの人とのつながりは一生の宝。学生同士/先輩と後輩/先生とそのゼミ生──
それぞれの親密さが伺える、おしゃべりの様子を覗いてみましょう。

1年生×1年生

1年生×1年生

授業で知ったことを、現場で「これや!」って実感できた。

1年生×1年生 学生トーク

左から、鹿嶋想さん、鈴村瑠月さん(ともに1年生)。同じクラスに所属。

Q2人が仲良くなったきっかけは?

鹿嶋入学して間もない頃に鈴村さんが話しかけてくれて。普段、授業の合間とかに一緒にいるグループはお互い違うんですけど、最近実習先が一緒になって、そこからまた話すようになりました。

鈴村ゼミも偶然一緒になったよね。

Q芸短保育にした決め手は何でしたか?

鹿嶋お金の部分が一番大きかったかな。できるだけ学費をかけなくて済むように、いろいろ調べていくうちにここが一番安いことがわかって。

鈴村デザイナーをやっている父の影響で、ものをつくるのが好きで、私も最初は大阪芸術大学(芸短保育の母体)の方に進もうと思ってたんです。でも調べていくうちに、保育にも心が持っていかれて……。絵を描いたり工作したり、あとは動画の編集もしたり、ほかの保育学科と比較しても、ここは少し専門的なことをやっているなと思いました。

Q芸短保育はどんな学生が多いですか?

鹿嶋明るい! そしてみんなそれぞれ個性があって、いろんな子がいるなって実感します。

鈴村自由だなと思います。高校時代の友達ともまたちょっと違っていて、思っていることをしっかり伝えてくれるというか……チクッと言ったり、ときにはズバッと言ったり(笑)。

Qこれまでに受けた印象的な授業はなんですか?

鹿嶋私は運動が好きなんですけど、前期にあった、附属幼稚園の子どもたちと一緒にボール遊びやかけっこをするスポーツの授業が好きでした。楽しくて、一瞬で時間が過ぎる。

鈴村私は子どもの心理学に関する授業とかも好きです。普段、保育所でアルバイトもしてるんですけど、そこで子どもを間近で見て「授業で言ってたことや! こういうことか、なるほどな」って思えたことが嬉しかったです。

学生トーク
学生トーク

先輩×後輩

学年の垣根なく、遠慮なく意見を出し合える「あんよ」の準備。

先輩×後輩 学生トーク

左から、梅本葵衣さん(2年)、辻川まゆさん(1年)。オープンキャンパスの「あんよがじょうず」のスタッフとしての活動を通して出会った2人。

Q2人が最初に出会ったのは?

辻川梅本さんとは、音楽に合わせてペープサートを動かして楽しんでもらう「音楽ペープ」という演目を夏のオープンキャンパスのときに一緒に担当したのが最初です。大変そうだったけど、前回のを観ていて楽しそうだなって思って。

梅本夏のときは、10人ぐらいの大所帯だったその班のリーダーをやってました。1ヶ月ほど前から準備をするんですが、辻川さんも含めて週3回、みっちり会う仲でしたね。

辻川最初はカッター台の使い方とかのノウハウを先輩たちから教わるけど、内容についての意見は、どのパートでも学年関係なく、ワイワイ出し合います。

梅本ワイワイしすぎて、全然準備が進まない(笑)。いつも最後の方で一気に追い込みをして。

Q「あんよ」以外でも、先輩後輩で話すことはありますか。

辻川テストの対策方法とか、実習のことも教えてもらったりします。施設実習は、実習先の一覧表のなかで、去年どの施設に誰が行ったかもわかるので「どうでしたか?」と話を聞きに行って選ぶことも多いんですけど、それも「あんよ」で関わった先輩の方が聞きやすかったり。

Q1年生から見て2年生は最初はどう見えていましたか?

辻川1年生からすると、すでに現場での実習を重ねてきている先輩は、もうそれだけでかっこいい存在です。「あんよ」で少し近い距離感にはなるけど、準備のしかたもプロ並みで、「すごいな」って尊敬する存在。それでも接しにくさは全然ないです。

Q卒業する前に、2年生から1年生に伝えたいことは?

梅本今の1年生は私たちの代よりずっとしっかりしてるので、安心して卒業できます!

辻川すごく寂しいけど、いつも楽しい雰囲気をつくってくれていた先輩たちなので、それは自分たちも引き継ぎたい。

学生トーク
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先生×学生

少人数で和気あいあい。友達・先生との距離感はゼミならでは。

先生×学生 学生トーク

高橋純先生(左から2番目)と、そのゼミ生の山田歩奈さん(左)、宮本彩音さん(右から2番目)、𠮷田夏音さん(右)。

Qこのゼミでは普段、どんなことをしていますか?

高橋普段僕は音楽の授業を担当していますが、ゼミもその延長線のような感じです。ゼミ生は彼女たちともう1人、合計4名の少人数。ピアノや歌だけでなく、踊りや工作など、保育の現場で必要なことはひと通りできるようになることを目指してます。

Q先生の第一印象は?

山田最初は「なんかカタいな」って(笑)。学生の私たちは年下だからタメ語でいいのに、ほかの先生たちと違って、いつも敬語で。

高橋この4人は本当に仲が良くてうらやましいんです。同じ道をめざす仲間なんだなあ、と。僕はその中に入れてもらって、一緒に楽しんでいるみたいな感覚です。

宮本先生が寂しそうにしてたから、このゼミを選んだみたいなところもあるかもしれません(笑)。

Q1年間のゼミで、特に印象的だったことは?

𠮷田ゼミ生みんなで、私の実習先(かつ内定先)の園で、踊りや健康のための体操、歌などを子どもたちの前で披露したのは、最近では一番大きいイベントだったね。

高橋うちのゼミは踊りや歌が得意な子たちが集まっていて、普段から「あんよ」などで人前で踊ったりしているので、そこへの抵抗は特になかったよね。

宮本園の子どもたちからもすごく反響がありました。一緒に楽しんで、集大成みたいな時間でした。

Q卒業を控えたみなさんとしては、芸短保育の2年間、どうでしたか?

𠮷田入学前は短大って忙しいイメージがあったんですけど、キャンパスの場所が大阪の中心部に近いこともあって、授業が終わった後にライブに行ったり遊んだり、思ったよりも結構できたかな。

宮本周りよりも早く現場に出て働くこともできるのも、短大ならではの良さだと思う。

山田私はピアノ初心者で「できなあかん」という不安が最初は大きかったんですけど、芸短保育ではちゃんと教えてもらえます。安心して卒業できるから、心配しなくても大丈夫。

高橋2年生の最後の実習では、𠮷田さんが実習先から現場の即戦力として「うちに来てほしい」と言ってもらえて就職が決まったりもしました。役割が与えられて、それをやり遂げたときに成長して、そしてまた課題を見つけて……実習の前後で顔つきがまったく違う子がほとんどです。このゼミでもみんなの成長が間近で見られて、僕も嬉しかったかな。

学生トーク
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